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2010.01.13

大切だったものが空しいものに見えてしまう病気

11月~12月に最悪期だったウツは、少し回復している。ただ、一進一退で波があるし、仕事への意欲は出てきたものの、不安感と圧迫感にまとわりつかれていることについては、あまり改善がないので、一日の中での感情の変動は大きい。出社時刻も定時を守りきれないのだが、上司が理解してくれているので、なんとかなっている。

私にとって、今回のウツで不安感以上につらい経験は、突発的にやってくる挫折感と喪失感だ。最近でこそあまりなくなったが、今でも時たまある。過去に趣味で打ち込んでいた大事だったものや、勉強のために買ってあった専門書を目にしたり、あるいは、自分が書いた特許や雑誌の記事のことを思い出したりしたときにいきなりやってくる。「あれもゴミになった、これも失敗した。芽が出なかった、成果を出せなかった。今となっては意味がない・・・」と、そんな気持ちに頭の周りを取り囲まれ、とても悲しい。思い出すものが大事なもの、面白かったものであったならあっただけ、喪失感は大きくてつらい。本当は何も失っていないはずなのに、私の脳は勝手にそういう解釈をし、その気分を追い払うのはかなり難しい。後悔の念というよりは、むしろ、現在が空しい状況にあることを嘆いているのかも知れないが、客観的には現状がそんなにひどいわけでもない。理屈としては、そんなに嘆くようなことは何もないのだとわかっている。だが、「気分障害」とはうまく名づけたもので、何を見ても聞いても悲しく憂鬱な気分になる。

過去の楽しい思い出さえ、この病気のときには空しく過ぎ去った風景に見える。見るのがつらいので、室内にあった過去の思い出の品々は押入れに片付けてしまった。幸い、どうやら回復期にあるようで、この感情がわいてくく頻度は減ってきているし、わいたときの強さも以前よりは弱い。春が来るまで身を伏せて待つことにしたい。

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