想定外の求人
自分の履歴書を転職希望者用のウェブサイトに登録しておくと、たまに、仕事のお誘いのメールがやってくる。あくまでも「可能性がある」だけなので、それで応募しても、必ず採用になるというわけではないし、勧誘メールの中には、キーワード検索で自動送信したとしか思えないSPAMまがいのものもないではない。だが、なんにせよ、履歴書のどこを見て(どこが自動検索にヒットして)メールを送ってきたのかは大体想像できるし、そういう意味では、どの求人案内も想定の範囲内である。
だが、先週末に、かなり意外な職種のお誘いがあった。職種と完全に未経験な分野。だが、私の過去の経歴は、その新しい仕事のバックグラウンドとして役に立つから、という理由らしい。新しい仕事のためのトレーニングもきちんとしますと言っている。
その会社の規模は非常に小さく、ほとんど個人企業に近いように見えるが、それは構わない。問題は、そちらの業界に行ってしまうと、もはや引き返せなくなるのではないかということだ。先日のブログに書いた路線変更どころの話ではなく、今まで20年近くやってきた技術者として、あるいは研究者としてのキャリア構築からは、完全に離れることになると思う。これは悩む。
経済的に言って、仕事をえり好みできる立場ではない。それどこか急いで仕事を獲得しなければならない状況だ。そして、紹介された新しい仕事にも、興味をそそられる部分は少なからずある。会って話を聞いてみるだけなら失うものは何もないので、先ほど「日時を指定して下されば、いつでも話を聞きに行きます」という返事を出してみた。
これからどうなるか、何も分からない。
« 名残惜しい粗大ゴミ | トップページ | 不信または不安 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ただの生存報告です。(2016.09.24)
- うつ病の自分に向けた呪文を考えてみた(2016.04.03)
- 「聞く耳をもっていないのに、質問攻め」は勘弁してください(2015.10.21)
- 心の値段(2015.08.11)
- 無理心中用の核爆発設備とか(2015.08.11)
コメント