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2006.09.15

百合系のライトノベルが英訳出版される時代

友人のブログのコメントにも書いたのだが、日本のアニメが海外に広まるにつれて、アニメだけでは飽き足らずその原作になったマンガを読みたいという層に向けて英訳のマンガがさかんに出版されるようになったのが少し前のこと。そして最近では、マンガではなくライトノベル、挿し絵を重視した主として若い世代向けの小説も、海外で出版されるようになってきた。

少し古いところでは、『スレイヤーズ』の英語版が北米で出版されたと話題になったが、一昨日、『ストロベリーパニック』の小説の英語版が、Seven Seas Entertainment から出版されると聞いたときには、さすがにちょっと驚いた。これはまた、ピンポイント攻撃だこと。

9月13日の Seven Seas Entertainment のプレスリリース:
http://www.gomanga.com/news/press_026.php
(10月4日追記。書籍情報のページができていた。
http://www.gomanga.com/manga/strawberrypanic.php )

同社のプレスリリースによれば、2007年4月に出版する6冊のライトノベルのうちの一つが、『ストロベリーパニック』だという話である。値段は 7ドル95セント。アメリカでは書籍も他の商品と同じように売り手の判断で値引き販売できるので、実際にはもっと安くなるはずだ。なお、日本語の原書は662円である。値段が半端なのは、消費税が3%の時代のなごりだろうか?

ところで、「ライトノベル、light novel」というのは和製英語だ。もっとも、遠からず英語の辞書に載るかも知れない。ちなみに、英語版の Wikipedia には、light novel について、こういう説明があった。

A light novel (ライトノベル raito noberu, often abbreviated as ラノベ; ranobe) is a short novel with anime or manga style illustrations, primarily targeting teens and young adults. The term "light novel" is a wasei-eigo, or a Japanese term formed from words in the English language.

Unlike picture books for younger children, light novels contain more text like a novel. In recent years, light novel stories have been popular choices for adaptation into a manga or a TV anime series. Light novels are usually serialized in literary magazines like Gekkan Dragon Magazine and The Sneaker, Dengeki HP, or mediamix magazines like Comptiq and Dengeki G's Magazine. An example of the light novel would be the Slayers novels written by Hajime Kanzaka. Slayers was made into a manga series as well as a very popular anime of the same name, starring Megumi Hayashibara.

やっぱり『スレイヤーズ』ですか。ソノラマ文庫やコバルト文庫などに関する記述はなく、最近の出版潮流という扱いになっているのはちょっと残念。(日本語のWikipediaの記事のほうにはある。)

2006.09.11

小惑星134340

冥王星が「普通の惑星」から「矮惑星」という新しく作られたグループに配置換えされ、小惑星としての通し番号を与えられたそうだ。134340というのが、その番号である。これはこれで、カッコイイと思うのだけど、どうだろうか?

少し前の、サイエンティフィック・アメリカのポッドキャスティングでは、冥王星を左遷人事を食らった人に見立てて、冥王星が同僚に嘆いているセリフがあった。

同僚:  机の片付けは済んだかい?
冥王星: 私は75年間この地位にいたのに、今さらあんまりだ。

まあ、そういうこともあるでしょう。

2006.09.10

業界と企業は別

ある業界において有名な企業の社長さんが、「我々の業界はこうでないといけない」と、どこかのシンポジウムで発言するとき、その発言内容は必ずといっていいほど、一般論の範囲内であって具体的な方策に欠き、毒にも薬にもならない生ぬるいものになる。

それは当然なんですけどね。なぜなら、業界の発展と自社の利益とは必ずしも一致しないのだから。

業界全体の発展のための策が成功すれば、その社長さんの率いる大企業が恩恵をこうむる以上に、むしろ、資金や技術、人材という点で不利な立場にあった後続の中小企業が台頭してくる可能性のほうが大きい。そういう意味では、その社長さんにとっては、実は、業界振興策はマイナスである可能性さえある。だから、そんな話はできない。結局のところ、業界の問題といいつつも、自社の抱える問題解決のために政府は何とかして欲しいというだけである。

それならそれで、自社の金で自社だけのためにやっている計画について教えてくれるなら、他社にとっても政府にとっても参考になるのだけれど、それは当然秘密。そもそも、発表するに値する施策なんてないのかも知れない。

かくして、意味のない演説が新聞紙面をにぎわす。やめましょうよ、そんなシンポジウム。

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