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2005.11.23

Big Box Mart is asking you

ふと思い出して、jibjab.com に、久しぶりにアクセスしてみた。痛烈にわさびを利かせた皮肉を盛り込んだフラッシュ・アニメーションのサイトだ。新作はあるだろうか?

あった。うひゃぁ・・・


明らかにウォルマートのパロディと思われる、ビッグ・ボックス・マートというお店と、そこを愛用していた普通のおじさんのお話。非常に分かりやすいアニメーションなので、英語の分からない人でも内容はおおよそ検討がつくと思う。

アウトソーシングのおかげでエイブリデイ・ロープライスだと喜んでいた。しかし、ビッグ・ボックス・マートの値下げ圧力は、アメリカ国内の企業にも重くのしかかってくる。そして、このおじさんの働いていた工場の経営者は・・・ そしておじさんは・・・

と、いう内容であった。

音楽がとても楽しげなので、いっそう毒気が強くなっている。歌詞を聞き取ろうと思って数回繰り返して聞いたら、ちょっと考え込んでしまった。過去のJibJabの政治ネタでは、観客は政治家に対する当てこすりを見て単純に笑っていればよかったが、今回の作品は、観客と同様の普通の人であり、また主人公がこうなったのは間接的にではあるものの自業自得な部分もある。観客にとって、他人事ではないのだ。JibJabのサイトには、真面目くさった調子で(もちろんジョークで)、こんな前置きをしてあった。

In BIG BOX MART an unsuspecting consumer learns an economic lesson the hard way when his high-skilled factory job is shipped overseas to accommodate the "everyday low prices" he's come to expect from his favorite retailer. Now only one question remains: Paper or plastic?

最後にある「Now only one question remains:」は、いろんな場面で使われるフレーズで、普通は、簡単には答えられない問題を読者に突きつけて文章を締めくくるのに使われるのだが、ここでは、むしろ深刻さを和らげるための冗談である。「Paper or Plastic? (紙袋にしますか? それともビニール袋?)」というのは、アメリカのスーパーで買い物をするとレジでほとんど必ず聞かれる質問。商品を詰める袋のことだ。日本人はたいていびっくりする。私も、初めて買い物したとき、何のことかさっぱり分からなかった。

この作品に登場しているたくさんの顔写真は、このサイトのファンの人たちのものだそうだ。1000人参加しているとか。私は、こういう、絵や写真を加工して作るアニメーションのほうが、最近の3DCGより好きだ。そのうち自分でも何か作ってみたい。

参考までに、以下に歌詞を載せておくけれど、読んでしまうとオチが分かってしまうので、まずフラッシュアニメのほうを見るほうが面白いと思う。

Big Box Mart: lyrics
Oh, it starts with sweatshop labor in a foreign factory
and gets packed on a vessel and shipped over the sea.
It's loaded onto trailers and it's spread across the map.
Big Box Mart is the place I go to buy all of my crap.

Oh, Big Box Mart what do you have for me?
Because the shopping carts are empty and we're on a shopping spree.

I come to the Big Box Mart because I do have lots of needs
and they sell crap the cheapest with their discounts guaranteed.
When I'm walking through the aisles 'tis like I'm hypnotized
with a wallet full of credit cards I never leave deprived.

Oh, Big Box Mart thank you for serving me.
My house is full of crap now and it used to be empty.

Next day at the factory, the news was very grim.
My job was being out sourced to the slums of East Beijing.
Management was re-running the company's whole chart.
They got to make crap cheap enough to sell to Big Box Mart.

Oh, Big Box Mart look what you've done to me.
He's got to start all over at age of 53.

I still go to Big Box Mart. Yes, I'm there most all the time.
These days you'll likely find me sweeping aisle number nine.
My dreams of our retirement have gone up in a blaze
and I'll be scrubbing toilets till they stick me in the grave.

Oh, Big Box Mart what have you sold to me?
We used to be your customers, now we're your employees.

Oh, Big Box Mart my paycheck reminds me,
your every day low prices have a price, they aren't free!

Paper or plastic?

2005.11.13

イクシアの球根は虫に食われていた

全滅ではなかったけれど、いやびっくり。手に持ったときに異様に軽くてカラカラに乾いていた球根がいくつかあったので、割ってみたら中はからっぽ。

ああ、そうか、そうだったのか・・・ 今春にイクシアの花が咲いたあと、葉っぱを茂らせて球根を太らせようと思っていたときに、いくつか突然枯れてしまったので不思議だったのだが、そのとき既に食われていたのに違いない。

全滅ではなく、ちゃんと生き残っていて今すでに1センチくらい芽が伸びているものもあるので、とりあえずそれを植えた。グララジオラスと同様、やたらたくさんの木子(大豆くらいの小さな球根)もできていて、これは植えても花が咲くほどの大きさにはならないだろうと思いつつ、ひとまとめにして小さなプランターに植えた。

問題はスパキシス。確実に花の咲きそうな大きさの球根がいくつもあるので、これはちゃんと大きな鉢かプランターに植えてしっかり育てたいのだけれど、買い置きの12リットルの土は使い果たしてしまった。明日、仕事帰りに途中下車して買ってくることにしよう。

ああそうだ、アリウムはどうしようか。これは小球に分裂してどれも花は咲きそうにないけれど、だからとって捨ててしまうのも忍びない。

こうして、花は雑草になっていく・・・

2005.11.11

経営者の自己欺瞞

リクルートの転職あっせんサイト経由で、7月に、ある精密機器メーカーの研究部門の偉い人から、転職のお誘いのメールを受け取った。その会社の募集要項の内容は私の専門とは明らかに分野が違っていたので、これはデータ検索のミスか何かで私は引っかかっただけで、何かの間違いだろう。そう思って無視していたら、さらに続けてメールがきて、どうやらちゃんと私の職務経歴データに目を通した上で連絡してきたらしい。どうしようかなと思っていると、さらに、今度は人事部の人からもメールが来た。

そこまで言ってくれるなら、取りあえず仕事の内容についてお話だけ聞かせて頂きましょうと返事を出し、実際にその会社に行き、あれこれと話をする。建前としては会社説明会であって面接ではなかったのだが、給与の話まで出た。そして一週間後、人事の人から「どうでしょうか、応募してみませんか」と返事の催促が来る。

さて、どうしたものか。パートで食いつなぐのも心細いし、ぜひ来てくれと望まれて迎えてくれるなら拒む理由はない。そう思って正式に応募した。

次は、単純な筆記試験。
そして、役員面接。

会った瞬間、採用の意思が全くないことは明らかだった。ああ、この会社はどういうつもりで求人活動をしているのだろうか。

実は、こういう事例はよくある。この会社は大量の人員削減をしている真っ最中で、本当は新規雇用などできない状況なのだ。大量の希望退職者を募っていることは新聞でも6月に報じていたし、IRで公式にも認めている。しかし不思議なことに経営者は対外的には求人中だというメッセージを送り続け、人事部や各部署の管理職に対しても求人活動をするように指示している。

私も、ある会社で管理職をやっていたときに、経営者が実際には新規雇用をする意思は全くないにもかかわらず求人活動を社内の各部署に指示しているのを見たことがある。新卒も中途も、すべて役員面接で不採用。挙句の果てに、役員は、「今日の予定の応募者は、どうせ不採用だ」と言い残して面接のスケジュールをすっぽかしてどこかに行ってしまい、私と人事部の人のふたりが後始末で、不採用が確定している応募者の面接をやる羽目になったことさえあった。会う気がないなら、面接の日程を組む前に落とすべきだ。実に馬鹿馬鹿しい。応募者も社員も大迷惑である。

会社が経済的な経営危機に瀕していて、人を採れない・減らさなければならない状況になったとき、経営者はその事実をなかなか認めない。そして、おもに社内向けに、ウソの採用計画を口走るようになる。「わが社はつぶれそうだから人は採れない」とは、絶対に認めない。「いい人が来れば採用するよ」と、言い張り続ける。

なぜそんなことをするかといえば、会社を立て直すためには、会社は今以上の仕事をしなければならず、そのためには今以上に人手が必要であり、もし人手を確保できないなら、会社の改革は極めて難しくなる、ということが自明だからだ。人を採れないと認めてしまうことは、会社再建には年月がかかり苦しい期間が長引くと認めることだ。人は誰しも、嫌なことを認めたがらない。とりわけ、認めたせいでもっと苦しい状況になる場合には絶対認めない。人は採れないと認めたら、社内に残っている有能な人物まで出て行ってしまう。だから、経営者は、ぎりぎりまで「いい人が来れば採用するよ」と言い張り続ける。

しかし経営者のいう「採用に値するいい人」とは、会社の負債を一夜にして一掃してくれて、しかも、経営者の立場は絶対に脅かさないという天使のような人である。いるわけがない。いたとしても、「つぶれかけた我が社」なんぞに応募するものか。その人物自身が我が社よりもはるかに立派で業績のいい企業の社長になれる。

人を減らしすぎ仕事が回らなくなっている状況で人が採れないというのは、会社にとってたいへんな危機である。それでも、そのとき、正社員の新規採用は完全にストップだとはっきり言ってくれれば、じゃあアルバイトや短期派遣、よその会社への外注を検討しましょうという方向に計画をシフトすることもできる。危機を危機として認識し、社内に、せめて管理職クラスについては、きちんとそれを伝えることができないなら、管理職たちは、今後の職務を遂行することはできない。

私がくだんの会社に初めて行ったとき、最初に私にメールを送ってきた研究部門の人は、かなり上機嫌だった。一方人事部の人は非常に低姿勢で、しかも、かなり落ち着きのない神経質な感じがした。何か採用の仕事が難しい問題を抱えているなという臭いをかなり強く漂わせていて、少し不思議だった。

後から思えば、おそらく、人事部の人は、本当は今年の採用はない。表向き応募はかけているけれど役員がことごとく落としているから。と、気がついていたのではないかと思う。なにしろ、10月になっても新卒者の募集をしていたくらいだ。

私の面接の日程を組むとき、「○日は新卒者の面接のため役員のスケジュールが・・・」という話を人事の人から聞いて、私は「おや?」を思ったものである。老舗の日本企業で、10月にまだ新卒者の枠が埋まっていないと? そのとき、私は、私が以前いた会社でも、夏に面接した新卒者を役員が全員不採用にして、採用活動が滅茶苦茶になったことを思い出した。その通り、本当は、新卒者採用など不可能な状況だったのだ。

私は、この会社から不採用通知を受け取ったことについては何も思うところはない。もともと、こちらからお願いしたわけでもないし、採用通知が来ても応諾したかどうか分からない。

ただ・・・ 振り回されている人事部の人が気の毒でならない。かつて私自身がそういう経験をしたのだから。そして、研究開発計画が頓挫しかねない状況に置かれている、私にメールをくれた人の心労に同情する。

2005.11.04

スパラキシス その2

もう球根から芽が出始めている。ほうっておくと何かの拍子で芽が折れてしまう可能性があるので、早く植えなくては。植木鉢と土が足りないので全部は植えられなかったけれど、とりあえず10個ほど植えた。

去年12球買ったのだけれど、よく増えること・・・ 30球くらいになっている。しかも、種もできた。さすがに種から育てたものは今冬には花をつけないと思うけれど、スパラキシスは実生で育てると花の模様が変わるらしいので、試しに育ててみようと思う。

そういえば、イクシアの球根も芽を出し始めている・・・

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