釣り人にエサをねだる・・・ うぉ?
近所の川の堤防の上を散歩する。下流に向かって3キロくらい歩き、橋を渡って向こう岸に行き、上流に向かって3キロくらいのコースだ。
橋の上から川原をみると、本流からほとんど取り残された大きな水たまりに釣り人たちが釣り糸をたれている。
そして、水たまりには何匹かの鯉がうようよ。なんと岸辺の釣り人の足元にまでやってきて、水面から身を乗り出し、釣り人にエサをねだっているではないか。はぁ、なんだって? わが目が信じられない。
釣り人のほうは、足元をうろつく鯉には目もくれず、竿を大きく振り遠くに糸を飛ばし、何かを釣ろうとしている。少なくとも鯉はお呼びじゃないのだろう。
我が家の近くにもこの川の支流のひとつが流れていて、そこにも鯉はたくさんいる。通行人がえさをやっているのか、人の気配に反応して集まってくるのがちょっとカワイイ。当然本流にも鯉はたくさんいるはずだと予想はしていたが、釣り人の足元でエサをねだるとはねぇ・・・
橋の上からしばらく見ていたら、釣り人は、座っていた折りたたみ式のパイプ椅子もろとも激しい音を立ててひっくり返った。そして、信じられない面持ちで水面を見ている。ああ、気づいていなかったんですか。そうでしょう、そうでしょう。悪いのは、非常識な鯉のヤツに違いない。
釣り人が川の水で手を洗い始めると、鯉はますます近寄って来て手に食いつかんばかりの勢い。世の中間違ってますね。
結局、釣り人に相手にしてもらえなかった鯉は、傷心のうちにかどうかは分からないが、しばらく別の釣り人の足元をうろうろした末、水たまりの中央に行き、行方は分からなくなってしまった。
今度散歩に行くときは、食パンを持っていって、橋の上から投げ与えたい・・・ などと思ったが、本当にそんなことをしたら釣り人から怒られるに違いない。
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