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2005.03.25

フッ素樹脂加工の鍋でも、焦げ付いてしまうことはある

モヤシをゆで、ゆで汁でインスタントラーメンを作ると、食物繊維たっぷりで安上がりで、しかもボリュームのある昼食になるので、ときどきやっている(ラーメンのスープが薄くなるのは、みそでもしょうゆでも適宜追加すればよい)。

ある日のこと、モヤシをゆで始めたときにメールのチェックをすることを思い出して、うかつにも鍋を火にかけたままパソコンのある部屋に行ってしまった。

その結果、当然のように、モヤシは完全に炭化して鍋に焦げ付いてしまうことになる。パソコンを使っている間に、ふと、どこからともなく大豆を炒ったようないい匂いがしてきても、すぐには気が付かず、「どこかでおせんべいでも焼いているのか?」と、とぼけたことを考え、我が家の台所だとは思わない。

フッ素樹脂加工で簡単には焦げ付かない鍋だったが、完全に焦げ付いてしまった。スチールたわしでこすれば落ちるだろうが、樹脂のコーティングまで削れてしまう。

焦げ付いている炭は、少々の熱や引っかきでは落ちない頑丈な皮膜になっているので、このまま鍋を使っていても問題ない(料理に混ざらない)のだが、何となく気分がよくない・・・

と、いうような話を約1年ぶりにあった友人に話しつつ、「さあ、そろそろオチを言ってもいいタイミングだ」と、ひと呼吸おいて、数ヶ月前から用意していた話の落ちを言おうとしたその瞬間、そいつはこう言った。

「ああ、モヤシを燃やしたんだ」

つまらん! おまえの駄洒落は実につまらん!

2005.03.23

アメリカの図書館に日本のマンガ

3月14日のアメリカのある新聞に、学校や公立図書館に、日本のマンガの英訳を置くことの是非を論じる記事が載っていた。
http://pressherald.mainetoday.com/news/state/050314comics.shtml

日本のマンガの英訳がここ2、3年くらいで大量にアメリカに出回り始め、最近では公立学校や図書館の書棚にも並びだしている事に関する記事だ。

必ずしも全面否定ではなく、「図書館に子供を呼び寄せる役に立つ」「活字の本への橋渡しになる」という図書館員や教師の意見、「ちゃんと内容を確認してから子供に読ませる」という親の意見も載っているし、記者自身のコメントは「時代は変わったね」という程度のもので、特に否定的な感じはしないが、「こんなものはゴミだ!」と強く否定している人の意見にかなりの紙面を割いている上、その指摘内容に的外れな部分があったせいもあり、アメリカ国内のマンガファンたちが大挙して押し寄せ反論を投書していた(新聞社のある地元の人の発言もあるし、記事の中で引き合いに出された学校の生徒も意見を寄せているが、あきらかによその州から来た人のほうが多い)。投書は記事の下のほうに載っていて、リンクをたどれば全部読むことができる。

確かに、税金で『らんま1/2』を買って小学校の図書室に置くとか、高校の図書室の『東京ミュウミュウ』というのは、さすがに違うような気もするなぁ・・・ ゴミだとは思わないけれど。

反論の大部分は、いずれも、「ダメなマンガもあれば有益なマンガもある。子供に与えるなら、まず内容をチェックしてからにするべきだ。本の裏表紙には、必ず何歳以上推奨という注意書きがあるのだからそれを確認すること。16+(16歳以上推奨)と明記されている本を中学校に置くほうが悪い。」という、ごく当たり前のものだった。もっとも、ファンたちの擁護論だから、必ずしも普通の大人たちの意見と一致しているとは思えない。発言者の層に明らかに偏りがある。170件以上の投書を全部読んでみたが、「日本のマンガはゴミだ!」と言っていたのはひとりだけ。それは、「80年代はよかった。今はパターン化してゴミばっかり・・・」という意味で、であった。ああ、マニアは熱い。

保守的な州の学校で働いている国語(英語)の先生の投書は、ちょっと興味深い。「全く文章を読もうとしない子供たちの教材に使ってみて明らかな効果を得ることができたが、親からの苦情のせいで断念せざるをえなかった。非キリスト教的なもの、すなわち魔法や仏教、呪術などの出てくるマンガは教室の本棚から撤去するように校長から命じられた。親たちは、子供の学力向上よりバカのままでいることを望んでいるようだ」と。馬鹿馬鹿しいような気もするが、その土地ごとの文化的背景を無視して、一刀両断に頑迷な連中だと決め付けるわけにもいかない。なかなか厄介な問題である。

マンガを図書館に置くべきかどうかについては、日本でも70年代に似たような議論があったような気がする。マンガを置いている図書館もあるが、どの図書館にでも普通にあるマンガというと、学研の学習まんが、『ひみつシリーズ』と『まんがサイエンス』くらいではないだろうか。まんがサイエンスは、過去に出版されたものを改訂した図書館版が2004年に出ている。今、市内の図書館のウェブサイトを調べてみたら、各巻が数冊ずつあり、しかも5冊に4冊は貸し出し中だった。『お金100のひみつ』は、12冊中10冊が貸し出し中。みんな勉強熱心でうれしい。

2005.03.21

翻訳できないなら駄洒落で代用するにゃん

東京ミュウミュウの主人公のセリフは、語尾に「にゃん」という言葉がくっつくが、これは英訳不能だ。

一方、2月から北米で放映開始したアニメの英語版では、「Mew(ミュウ)」という発音を含む駄洒落をやたら連発しているそうだ。そういえば 4kidsのウェブサイトにあった放送前の宣伝映像では、最後に「アミュウジング!」と叫んでいた。たまたま英語にはミュウという響きはいくらでもあるので駄洒落の種には事欠かない。あまつさえ、NewsまでMewsと呼んだりしている。他にも、feeling を felineに、perfectを purr-fectに置き換えたりして、猫に関係しそうな駄洒落をたくさん入れている(注)。

これは、日本語の「にゃん!」の持つアホラシイ、おっと失礼、可愛らしい響きのもたらす効果の代用品らしい。なるほど・・・ そういうのもアリかも知れない。なお、Tokyopop から出版されているマンガの英訳では、そういうことはやっていない。 (そのため、なぜ東京ミュウミュウという名前が出てきたのかも、マンガでは分からない。)

(注)
feline 形容詞
1 【動】 ネコ科の

purr 動詞
1 〈猫などが〉(気持ちよさそうに)ゴロゴロとのどを鳴らす

2005.03.17

「するにゃん」は英訳不能

アマゾンに注文していた Tokyo Mew Newが届いた。なぜか、4,6巻は入荷待ち。

少し前に新聞発表(日本語)(英語)をみて、VIZが英語版少年ジャンプに続き、こんどは日本の少女マンガの英訳を載せる専門誌を出版すると知った。それなら、今、いったいどういうものが売られているのだろうかと思って、何種類か少女マンガの英訳版を買い集めているところだ。

英語版1,2巻を読んだ後で日本語の原作の情報をネットで探してみて、「ご奉仕するにゃん!」というセリフに愕然とする。これは、「おっきい おともだち」をターゲットにした本だったのか。(いや、私は一向に構いませんけどね)

文法上、英語にはこういう語尾はつけようがないので、翻訳の過程でこの種のニュアンスは落ちてしまうのが、幸いなんだか不幸なんだか・・・

もっとも、以前も書いたように紀伊国屋で見かけたマンガには、語尾に無理やり-Nyo や -Gema をつけていたものもあった。向こうのマニアな読者がそういう表記を望んでいるのかも知れない。

NEGIMAもそうだが、敬称の -Kun, -San, -Dono -Chan などは、どのマンガの英訳でもわりと普通に使われている。そういえば以前いた勤務先でも、英語で日本人の名前を呼ぶときには、みんなごく普通に -San を付けていたような気がする。敬称をつけて呼ぶとか肩書きで呼びかけるというのは、英語にもある習慣なので、簡単な解説さえしておけば十分受け入れてもらえるのだろう。

2005.03.16

アマゾンは、繊細かつ杜撰?

アマゾン・ドットコムで何気なく商品を検索すると、次回にアクセスしたときに表示される「おすすめ」が敏感に変わる。マンガの1巻を買うと、即座に2巻目以降がおすすめに表示されるし、それはもう見事なくらい、「買え買え買え~」と、売り込みに来る。釣られて買う人も結構いるのだろうな。(ここにいる)

だけど、英訳版の「フルーツバスケット」を買ったら、日本語のオリジナルの最新刊を薦めてくるというのは、違うのではないだろうか・・・ しかも、洋書コーナーの新刊案内に表示されるのはなぜだろう? まあ値段も違うし、買い間違えることはないと思うけれど。

カスタマレビューが全巻ごちゃまぜになっているというのも、ちょっと頂けない。とりわけ本家 amazon.comのほうでは、各巻それぞれに付けられた合計50件のレビューが、区別なしにまとめて表示されるのだからたまらない。最新刊の7巻のレビューはないだろうかと思ってそのページにアクセスしても、1巻のレビューばかりが表示される。1巻から7巻が、同じ本の異なるエディッション(ハードカバーとペーパーバックの違いのようなもの)という扱いで、一緒くたになっているせいだ。ひとまとめにすることによって他の巻を探しやすくなっているというメリットもないではないが、さすがにこれはマズイだろうと思って、別々にしてくれと頼んでみたら、数日後にデータを修正してくれた。

日本のサイトでも、手作業でいろいろデータを分類しなおしているらしく、例えばNEGIMAは、英語版のカタログページに『この商品は「魔法先生ネギま!(英訳版)」シリーズの1作目です』というような記述があり、既刊の一覧にジャンプすることができる。残念ながら、どのマンガの英訳版でもそう整理されているというわけではないが、これはちょっと気が利いている。一覧ページに、「全部買う」というボタンがあるのが素晴らしい。まとめ売りしようという目論見は別に悪いことではない。買い手にしても、個別のページをクリックしてひとつひとつカートに入れているというのは意外に面倒で、同じ巻を2重にカートに入れてしまったりすることがあるのだから。

(ところで、同じ商品を2回カートに入れると、アマゾンはちゃんと警告してくれる。過去に間違えた人がたくさんいたに違いない。「警告してくれる」ということを知っている私も、当然ながら失敗経験者である。もっとも、私は同じ本を日米のamazon.co.jp / amazon.com の両方に発注したこともあって、ここまで迂闊だとさすがにアマゾンのサイト設計者にもどうしようもないだろう。)

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