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2005.02.03

「春の節分」?

昨年の冬至の日に読んだデイリーヨミウリの科学コラム Nature in Short は、冬至にまつわる話で始まっていて、ヨーロッパでは冬至にお祭りをやるという話があった。それに続けて、「日本の場合、冬至はお祭りと言うほど大きなことはやらないが、季節の節目でいろいろなことをやっていますね。」と、いうような文があり、その中に vernal setsubun という言葉があった。2月3日、「春の節分」のことである(なお vernal とは「春の」という意味の形容詞である)。

ちょっと待て。「春の」とはどういう意味だ? そう言うからには、まるで『春以外の節分』もありそうな断り書きではないか。これだから外国人の書く日本の記事は・・・

いや、コラムを書いた Short氏は正しい。念のため国語辞典で調べてみると、立春、立夏、立秋、立冬、それぞれの前日は、季節が切り替わる日、季節の分けめであり、したがってすべて節分なのである。そして、4つの節分のうちで春の節分が特に有名だから、単に節分と言うと2月3日のことを指す。しかし、春以外の節分だってあるのだから、厳密には春の節分 vernal setsubun と書くほうが正しいに違いない。

(恥ずかしながら、そもそも私は、辞書を見るまで、節分の「節」が季節の「節」だということにさえ気がついていなかった。「節分」はひとかたまりの単語であり、部品となっているひとつひとつの漢字について意味を知りたいと思ったことはないのだから。)

英語を勉強するつもりで英字新聞を読んでいたら、思いがけず日本語についての知ることになったのが、ちょっと面白かった。え? 知らないオマエが無教養なだけだ。と、おっしゃいますか? まあそれはそうかも知れませんね。

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