100円ショップで売っている英会話教材
秋植え球根と植木鉢を買うつもりで近所の100円ショップ・ダイソーに行き、ついでに、以前から噂に聞いていた1枚100円の英会話教材のCDを、試しに何枚か買ってみた。実際にはCDと本で一組200円の教材なのだろうが、ばら売りしているので、CDだけとか本だけでも買うことができる。
CDの音声を聞いてみたところ、当然ながら教材としては初心者向けで、文章は短く会話の速度もゆっくりしている。大量に売りさばくことを前提にした100円ショップだから、もっとも需要の多い初心者向けのものばかりなのは当然である。
とはいうものの、100円ショップと侮ることなかれ。教材としてダメというわけではなく、TOEICのリスニングパート2や3に出てきそうなセリフがいっぱいあるので、リスニングが300点に行かないと悩んでいる人などは、このシリーズにある『トラベル英会話』や『グルメの英会話』の基本会話部分をしつこく聞いてみるといいかも知れない。食事に行くとかホテルにチェックインするというのは、TOEICのリスニング問題でもよく使われる場面設定である。
語彙も音声の速度もTOEICのレベルより低いが、知らない単語がいくつも出てくる聞き取れない速度の音声を長時間聞くよりは、ちゃんと聞き取れるものをたくさん聞いて直感的に理解できるようになることのほうが、出発点としては大事だと思う。
音声は、男性と女性がそれぞれひとりで全部の人物を掛け持ちしているので、聞いていてちょっと奇妙な感じがするものもある(特に、子供の声を大人の男性がやっているところなど)が、まあ、そこはご愛嬌。
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