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2004.09.13

移動祝日

もうすぐ敬老の日である。かつては9月15日だったが、昨年から「9月の第3月曜日」になったので、15日から21日の範囲を移動することになった。今年は20日が敬老の日だ。実は私は第二月曜だと勘違いしていて、今日13日が休みだと思っていた。無断欠勤する前に気が付いたのが幸いであるが、期待していたものがおあずけにされたようで、何となく悔しい。

数年前、敬老の日が移動祝日化されようとしたとき、自民党の支持団体「老人クラブ連合」などから反対の声が上がった。敬老の日がただ休日をふやすだけのための道具にされるのはおかしいということだったらしい。「こういう由来がある日だからこそ、この日を祝うのだ」という理由で「祝日」にしたのであって、ただ「休日」を作りたくて敬老の日を作ったわけではないという立場からすれば、好き勝手に日付を変えられては困るというのも、まあ分からんこともない。

とはいうものの、以前、書いたように、星が見えそうもない梅雨のさなかに七夕をするのが今の日本である。しかも、敬老の日が9月15日というその日に決まった理由は明確ではなく、伝統的に15日だと決まっていたわけではない。日付は便宜的なものに過ぎない。菊の節句に由来しているという話もあるが、それなら9月9日(旧暦)である。

最初に9月9日が敬老の日になっていれば、その後の移動祝日化によって第2月曜日が休みになっていたはずであり、もしそうだったなら、今日が休みだったはずなのだが・・・ いや、今さら言っても始まらない。

9月にはもうひとつ祝日、秋分の日がある。太陽が秋分点にくるのはだいたい9月23日ごろであるが、うるう年があるという事実からもわかるように、地球が太陽の周りを一周するのにかかる期間は365日ちょうどではないため、22日から24日の範囲で移動する。秋分点が移動するというよりは、カレンダーのほうがずれているのだ。うるう年と同じでおおよそ4年周期で秋分の日は移動する。

地球はひとりで太陽の周りを回っているわけではなく月を引き連れている。という事実が、さらに話を複雑化している。天文学的にはこちらの問題のほうが興味深い話なので、最大の変動要因であるうるう年に言及することなく、「太陽と地球と月の3つが絡んでいるから、秋分の日は移動する」というような説明をする人をよく見かける。気持ちはよく分かるが、変動するものなら何でもかんでも「三体問題」や「カオス」の話で説明をつけてしまうというのは、何でもプラズマ現象で説明してしまうようなもので、あまりよい説明ではない。

さて、敬老の日が15日から21日を移動し、秋分の日が22日から24日を移動するということは、まれに両者が隣り合うということもあるわけだ。もし飛び石連休になれば、5月4日を休日化した法律の効力によって、その間の1日も休日になる。その時まで、今の法律が続いていてばの話だが。

国立天文台の話によれば、2009年に、そういうことが起こるらしい。この年は、9月21日が敬老の日、23日が秋分の日となるので、22日は休日になるはずだ。しかもカレンダーを調べてみたら、おお、20日は日曜ではないか。二つの祝日だけでなく、日曜までもが隣接するとは本当に珍しいこともあるものだ。

・・・と、ここまで書いて、敬老の日は第3月曜だと決まっているのだから、その前日が日曜なのは当たり前だと気が付いた。ううむ。大発見をしたと思った後の落胆は大きい。

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