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2004.08.29

リンゴの葉

リンゴの中の種が根を出していたので、特に期待することもなく鉢に植えてみたところ、何事もなく芽を伸ばし双葉が開き、今では小さな本葉も生えている。サクラの葉を思わせる周辺がぎざぎざの葉で、表面にきれいな光沢がある。リンゴとサクラは、どちらもバラ科の植物なので、葉の形が似ていても不思議はないのかも知れない。美しいが食えないものの代表のように言われるバラだが、キイチゴもナシもバラ科であり、目も口も楽しませてくれる多彩な顔ぶれのファミリーである。

我が家で芽を出したこのリンゴは、かりにうまく育って実をつけたとしても、売っているリンゴと同じものにはならないはずだ。なぜなら、これは「雑種」だから。リンゴに限った話ではなく、多くの植物が、自分自身の花粉を受粉した場合の結実を邪魔する自家不和合性という面白い仕組みを持っている。近親交配を防ぎ遺伝的多様性を保っているのだ。品種が同じ別の木の花粉をつけても、遺伝子はほとんど同じなので、やはり結実する確率は低い。確率を高めるには、他の品種の花粉が必要になる。園芸の入門書には、「もしリンゴを育てるなら、受粉の相性のよい品種の組み合わせを同時に用意すること」という注意書きがある。

自家不和合性というのは程度問題なので、観賞用の小さなリンゴなどには自家受粉でも実を結びやすいものもあるが、スーパーで売られている普通のリンゴなら、農家の人が用意した「相性のよい別品種のリンゴ」の花粉によって実ったもののはずだ。つまり、中の種は雑種である。

いや、別に、このリンゴを育てて何をどうしようという目論見があるわけでもないし、雑種でも一向に構わない。だいいち実がなるまでに何年かかることやら。とりあえず観葉植物代わりに育ててみようと思う。

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