ひまわり その4
露地植えにしたひまわりは残念ながらほぼ全滅。まず発芽率が低い。これは、芽が地上に出てくる前に虫に食われているせいのようだ。双葉のない茎だけが伸びてくることがある。もちろん、数日で消滅する。やっと出てきても、食害か病気になる。それに対して、鉢植えのほうは元気よく伸びている。
というわけで、昨日100円ショップに行きプラスチック製の特大植木鉢を買ってきて、手元にある種をさらに蒔いてみることにした。
使っているひまわりの種について、植える前のものや発芽直前の様子を観察していて気がついたが、栽培用ではなく飼料用として収穫しているため、花から種を取り外すときにかなり手荒に扱われているようだ。
ひまわりの種は、とがった側から根が出てくる。ここから伸びてくるものが、双葉をささえる茎と根になるので、収穫のときに種のこの部分が傷つくと、当然ながら発芽率は落ちる。そして、ここは、花とつながっていた部分でもあり収穫のときに傷つきやすい。絶対に発芽しないというわけではないが、先端が欠けているような種を蒔くのは避けたほうがよい。
根と茎を伸ばすことのできなかった種であっても死んでいるわけではないので、土の中で、双葉(になるはずの部分)の付け根の部分からひげ根を出している。しかし、双葉を地上に押し上げていく茎が成長しないので、地上で葉を開くことはなく、いずれそのまま枯れるしかない。理屈としては、そういう種でも地表ぎりぎりに蒔いて土をほとんどかけないようにすれば、地面にくっついた状態で双葉を開き、その上に通常の茎を伸ばすことはありうるだろう。
ところで、丸みのある側は少々欠けていても問題ない。
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