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2004.07.23

愚かな設計

1年ちょっと前に買ったMP3対応のMD・CDラジカセは、電源スイッチを切っていても一定時間が経過すると勝手に電源スイッチが入り、このラジカセの宣伝文句を延々と表示し始める。設計者は、この商品が店頭に陳列されたときに、店員が何もしなくてもラジカセ自身が自動的に宣伝するようにしておいたほうが便利だと考えて、そういう設計にしたのであろう。

リモコンであれこれと設定すれば、この勝手に始まる宣伝は解除できる。が、ラジカセを隣の部屋に持って行こうとしてコンセントを抜くと、元の木阿弥である。どうして、こういう馬鹿げた設計をするのか。購入した後に、電気代自己負担で既に買ってしまった製品の宣伝を見せ付けられる顧客のことは、設計者の眼中になかったに違いない。どうせ製品は売れてしまった後なのだから、メーカーにしてみれば「後は野となれ山となれ」というわけだ。

一方、CDラジカセ本来の設計にもおかしなところがあり、MP3に対応しているのはありがたいのだが、99トラック以上が録音されている音楽CDやオーディオブックでは、選曲がうまく行かない。カセットテープを再生していると、テープの途中で突然オートリバースが働くこともある。テープからMDにダビングしてみると、曲間の切り出しがおかしく、無音部分が無駄に録音されたり、十分音量の大きいにもかかわらず曲の頭が切れたりする。おそらく機械的な問題ではなく、ソフトウェアの設計の問題だ。

少し前に「パソコンは家電になれない」と書いたが、家電製品も、ソフトウェアが設計の主要部を占めるようになるにつれて、設計がおかしくなっているように思う。

ところで、勝手に始まる宣伝については、簡単な対処法があった。使わないときはコンセントを抜きっぱなしにしておけばよいのだ。このラジカセには時計が内蔵されていて、コンセントを抜くと時刻の設定が消えてしまうが、特に困ることはない。

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